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モバイルゲーム『Monument Valley』の映画化はどんなストーリーを展開させるのだろうか

NEWS

GAME

2018.08.25 SAT

これまで、ゲームの映画化は度々行われ、それぞれの個性を見せてきた。雰囲気の再現度が高い『サイレントヒル』、シリーズ展開された『トゥームレイダー』、ジルの再現度が高い『バイオハザード2』、衝撃の内容が続く『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』。ゲームファンがたまらない作品として生まれ変わるものもあれば、オリジナルのストーリー・設定部分が多く、斬新なものもある。

2014年に発売された、Ustwo Gamesが開発するモバイルゲーム『Monument Valley』も映画化が決まったようだ。現実では存在し得ないだまし絵のような建築物を操作し、トンガリ帽子の主人公アイダ姫の冒険を導いていく本作。神秘的な空間と音楽が混ざり合い、数々の賞を受賞し、多くのファンがプレイを楽しんだ『Monument Valley』は、2017年には続編も発売された。

今回の映画化は、Paramount PicturesとWeed Road Pictures が共同制作し、監督は「Feast(邦題:愛犬とごちそう)」 でアカデミー賞短編アニメ賞を受賞しているPatrick Osborneが担当する。実写とCGを用いた制作により、『Monument Valley』の特徴である建築物はおそらく美しく再現されるだろう。

セリフのない『Monument Valley』の映画化は、のせる脚本によってガラリとイメージが変わるはずだ。魔法の世界で魔女に囚われ、逃げ道に罠を仕掛けらるが、なんとか道を見つけ出しながら歩みを進める姫の物語にすれば、ファンタジー要素の強い作品になる。はたまた、だまし絵のような建物=捻じ曲がった記憶という設定とし、記憶を失った姫が自分の脳内にある記憶の断片を探す旅で、難解なパズルを解くとともに少しずつ記憶を取り戻していくストーリーにすれば、ミステリー要素のある作品になるだろう。

どうやら脚本家はまだ決まっていないようなので、映画版『Monument Valley』がどのような展開を迎えるか、非常に気になるところだ。

VRの中のVRの中のVRの中の… ── Oculusだからこそ実現したメタ構造アドベンチャー『Virtual Virtual Reality』

REVIEW

GAME

2018.08.31 FRI

AIの進歩が目まぐるしい。将棋AIが初めてプロ棋士に勝利したのは2013年。以降も進化を続け、2017年には将棋界の最高位とされる名人まで倒してしまった。AIが勝利するのは10年は先になるだろうと見られていた囲碁でも、トップ棋士に勝利している。最近では、より素早い処理を求められる『スタークラフト』などのコンピューターゲームの対人戦の、研究も進められているようだ。

一方、AIは我々にとってかなり身近になっている。iPhoneのSiriに明日の天気やグルメ情報を聞くことに慣れ、ルンバが部屋の状況に応じて効率的に掃除する姿を不思議と思わなくなった。

AIが凄まじい進化を遂げ、身近な存在になった結果、「AIが人間の仕事を奪う」と危機感をあおる記事や書籍も目にするようになった。たしかにこのまま進化が続けば、現在人間が行う仕事がAIに取って代わられる未来も、そう遠くないのかもしれない。

『Virtual Virtual Reality』は、労働のほとんどをAIがこなす世界で、数少ない人間の労働者として働くという設定のゲームだ。舞台は、人間が行うほうがよいと判断された仕事をAIが提供するシステム「Activitude」。人間労働者として登録されたプレイヤーが、顧客となるAIから指示を受け、作業を行うところから物語が始まる。

VRの中でVRヘッドセットを被る
メタ的で新感覚なゲーム体験

本作品で目を引くのは、VRの中でVRを体験するというメタな構造。例えば、プレイヤーに仕事の依頼が来ると、VRヘッドセットが渡される。それを被ることで仕事場に向かうことができるのだが、そもそもこのゲームをプレイするためにOculus Goを被ったのに、ゲーム内でもヘッドセットを被るというのは、不思議な感覚だ。

そして、ヘッドセットを被って向かった仕事場では、さらに別の場所へ移動できるヘッドセットが置かれていることも。ヘッドセットを被って移動を繰り返すたびに「ヴァーチャルの中のヴァーチャルの中のヴァーチャルの中の…」と重層構造が続き、現在地がどこなのかわからなくなってくる。

ゲームを一時中断し、Oculus Goを脱いだ後もまだヴァーチャルな世界にいるような感覚に陥る……というのは大げさだが、ゲームを中断しているのに、現実がゲームの中の世界と地続きになっているような、なんとも言えない感覚になることだろう。

AIとバーチャルリアリティが実現した理想郷とその裏側

本作でAIから依頼される仕事は、トーストにバターを塗る作業、花への水やりといったものから、西部劇を連想させる回転草を風で転がすといったヘンテコなものまで、さまざま。

そして、仕事場はピンクを基調としたキッチンだったり、たくさんの植物が植えられたのどかな庭園だったりとポップな印象だ。AIに仕事を奪われた世界をディストピアのように思う人も少なくないが、ゲーム内では「AIに指示されながら、のんびり仕事をこなす世界も悪くないかも」と思わせるユートピアな世界が広がっている。(しかし、作業後には正確性を欠くことをAIから酷評されるため、その思いはすぐに失われるのだが……)

さらに、浜辺でただただ夕焼けや日没を眺める作業を依頼され、「仕事とは一体なんだろう?」と考えさせられる場面も。仕事に疲れた現代人への皮肉なのだろうか……。

ここまでであれば、職業体験が楽しめるVRゲーム『Job Simulator』を思い起こすかもしれないが、本作はそれとは一線を画す。というのも、ひと通りの仕事を体験した後、人間労働ユニオンなる存在から、あるアイテムを渡されるのだ。

このアイテムは、家具や看板などのActivitude内のさまざまなオブジェクトを吸い込むことができるほか、オブジェクトの復元も可能。そして、仕事場の壁を吸い込んだ際には、ダークな雰囲気のActivitudeの裏側に行くこともできるのだ。

ここからは単なる職業体験ゲームではなく、Activitudeの中枢部へ行き、彼らの目的を探ることが目標となる。もちろん、これまでプレイヤーに仕事を提供していたActivitudeのAIたちも黙っていない。プレイヤーを元の人間労働者に戻そうと躍起になって追ってくるのだ。

彼らの目をかいくぐり、真相を見つけられるかはプレイヤー次第。1000円未満で甲奴湯できるコンテンツとは思えないストーリーと世界観に驚かされること間違いなしだろう。

文:杉山大祐/ノオト

Virtual Virtual Reality
https://www.oculus.com/experiences/go/1389161184521528/

伝わる恐怖!スカンジナビアの民間伝承から触発アドベンチャーホラー『Vaesen』がもたらす新たな体験

NEWS

GAME

2018.09.26 WED

スウェーデンのDimfrost Studioが開発中のタイトル『Vaesen』は、スウェーデンの森を探索する小さな妖精が主人公の、アドベンチャーゲーム。このゲームでは、そこにプラスしてスカンジナビアの民間伝承から触発されたホラー要素が加わっている。

小さな妖精にとって、森には多くの危険が潜んでいる。波や蛇なども、小さな体には大きな弊害となるのだが、それだけではなく海には怪物が潜んでいるのだ。民間伝承に登場する恐ろしい生き物をゲームへと落とし込んでいる。

このゲームは、北欧の民俗物語に精通している人にとっては記憶の片隅を揺さぶられるようなどこか懐かしさを感じる体験に、他の人にとっては興味深い新たな体験となる。

時折現れる、恐ろしい生物(ボス)を小さな体で倒しながら生き延びていくこのゲームは、わずか3人という少人数で作られているようだ。

発売時期はまだ決まっていないようだが、PCといくつかのコンソール機向けに2019年のリリースを目指している。新たな続報が公開されたらまた紹介したいと思う。

Dimfrost Studio
http://dimfroststudio.com/vaesen/

Twitter
https://twitter.com/dimfroststudio?lang=sv