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サムライ・サイバーパンクゲーム『AKANE』ヤクザを地獄へ導く為、少女はその手を血で染める

NEWS

GAME

2018.07.18 WED

舞台は、2121年のメガトーキョー。幼少期に師匠イシカワから戦いの術を学んだ、白い髪の少女『AKANE』は、ネオンが輝くその街をひたすらに血で染めていく。

アニメ・映画からインスピレーションを受けた“サムライ・サイバーパンク”ゲーム

Ludic Studiosが開発中の『AKANE』は、PC/Mac/Linux向けに2018年7月中に発売予定。プロデューサーであるJoel Hamonを含め、わずか3人で制作されている。彼らは、刀によって多くの血が流れるスタイルと廃退した近未来の街並みが絡み合った本作を“サムライ・サイバーパンク”と位置付けている。

本作のキャラクターを設定する上で、様々な映画やアニメにインスピレーションを受けたというJoel Hamon。黒澤明監督の映画「七人の侍」や「用心棒」、「キル・ビル」「サムライジャック」「スター・ウォーズ クローン大戦」。そして、日本のアニメ「AKIRA」「NARUTO –ナルト」「るろうに剣心」「サムライチャンプルー」。どれをみても、数十の敵が登場する。ゲームの物語の背景を設定するために、ヤクザ文化や刺青などの意味も積極的に研究したそうだ。

たった一度の攻撃で「生」と「死」が決まる

本作では剣や銃、特殊能力を発揮するタバコを用いてヤクザを倒して行くのだが、多くの敵が登場する為、攻撃が一度当たると死ぬ設定なのだ。だが、それはAKANEも同様なので敵の動きをしっかりと見極めなければいけない。中には一撃では死なない敵も存在するので用心して欲しい。

ゲーム内に登場する「揚げた魚」や「健康郵便」などの、ちょっとおかしな日本語の看板。多くの血が流れる本作だが、ユニークな看板を見つけるのも一つの楽しみになりそうだ。

この場所で死ぬことを覚悟しているAKANE。どれだけ多くのヤクザを地獄へと連れて行くことができるのか。少女の運命は、プレイヤーの手に握られている。

Ludic Studios
http://ludic-studios.com/

レイヤー表現が開拓するドットの新たな可能性 ── インディーゲーム『The Last Night』圧倒的ビジュアル

COLUMN

GAME

2018.08.10 FRI

煌びやかなネオンが光り輝き、水面に映る滑らかな景色と繊細なドットが入り混じるトレーラーを見て、胸を掴まれないものはいないだろう。

『The Last Night』は、Odd Talesが開発を手がけるサイバーパンクアドベンチャーゲーム。本作の舞台は、コンピュータや機械が人間に代わり、あらゆる単純作業を行なう世界だ。生まれてまもない乳児の脳内にチップを埋め込むことにより、その人生を完全にコントロールしている。

プレイヤーが操作するのは「二級市民」として扱われている主人公のチャーリー。彼は幼少期の事故により、チップを埋め込むことができなかった。主人公として、街の探索をしながら他の市民と会話をすることや、銃撃戦への参加が可能だ。

E3 2017の開幕直前に行われた「Xbox E3 2017 Briefing」で初めて公開されたこのトレーラーは、ビジュアルの美しさから海外メディアより絶賛を受けた。

全ての始まりはたった6日間で開発されたゲーム

ゲームクリエイターが集まり、サイバーパンクをテーマに短時間でゲーム制作を行う「Cyber Punk Game Jam」。2014年に開催されたこのイベントで、フランスのTim Soret氏が6日間で開発し、優勝を勝ち取ったFlashゲーム『The Last Night』は、ブレードランナーやFlashback (1991)、Another World (1997)、Oddworld: Abe’s Oddysee (1997)など、多くのゲームからインスピレーションを受けた。

シンプルなゲームだが、サイバーパンクの世界観をうまく捉えたビジュアルは高く評価され、彼の制作した『The Last Night』は総計256本ものゲームの頂点に輝いたのだ。

その後、彼は新スタジオOdd Talesを設立し、製品版『The Last Night』の本格的な制作に取り掛かった。2012年にカルティエのアートディレクターとして、香港で働いていたSoret氏。その経験と、目に焼き付いた香港の街並みが、制作に大きな影響を与えている。

また、映画『ブレードランナー』や押井守監督によるアニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』などが、ビジュアルを確立する上での基盤となっているそうだ。

さらなる進化を遂げる製品版の圧巻のビジュアル

Unity 5.6のエンジンを使用し、背景のほとんどがドット絵で描かれている『The Last Night』だが、驚くべきところは、大部分が手描きで作られているところだ。

さらに、映像を見た際に3Dのように見えたビジュアルは、実際は2D。シーン内に、何層にもわたって板ポリゴンに貼られたドット絵を配置することで、カメラが動いた時に立体的に見えるよう設計されている。そこに、エフェクトやライティングが足されることで、よりビジュアルに自然な遠近を感じさせているのだ。

少人数で進められている制作メンバーに、新たに22歳という若きピクセルアーティスト、Brendan Sullivan氏が加わった。彼によって描かれた空飛ぶ車が公開されているのだが、『The Last Night』のビジュアルが、より強化されたことは間違い無いだろう。

視覚だけではなく、聴覚からも伝わる世界観

そして、もう一つ注目すべき点がある。トレーラーで使用されている音楽だ。エレクトロニックアーティストLornの”Acid Rain”を、サウンドデザインなども担当しているJoe Kataldo氏が、効果音も含め5.1チャンネルでミックスしている。

目から入り込む情報のみならず、耳からも世界観を演出しているのだ。重低音と電子音、そしてLornの独特の歌声がサイバーパンクの舞台にしっかりと寄り添う。

2018年内の発売が予定されているが、ゲームの全貌がほとんど明らかではない本作。だが、この素晴らしいトレーラーを見てしまったら、期待せずにはいられない。

Odd Tales
http://oddtales.net/

文:谷津有香

放たれる弓から響き渡る音『ツルネ―風舞高校弓道部―』青春がこだまする

NEWS

ANIME

2018.08.15 WED

2018年10月よりNHKにて放送が開始となる『ツルネ―風舞高校弓道部―』。本作の第2弾PVが公開された。

「ツルネ ―風舞高校弓道部―」は弓道部を舞台に、弓引きにとって重大な病を抱えている鳴宮湊が、弓道を通して仲間との絆を深めていく青春ストーリー。綾野ことこの同名小説を原作とした作品だ。

人を魅了する弦音(ツルネ)を想像させるPV

アニメーション自体は、京都アニメーションが制作することもあり自然と期待が膨らんでいたのだが、公開されたPVで最も際立つのは音の豊かさ。

弓を引いた際にしなる音が、静寂の中響き渡っている。PVではここで止まってしまうのだが、この先の、弦音や矢が的に当たる音も自然と想像してしまう。

タイトルの『ツルネ』というのは、弓矢が発射する瞬間に、放たれる弦から出る音のこと。上手く引けると弓から矢が発射される瞬間に綺麗な弦音(ツルネ)が鳴り、弓道場にこだまする。

コミックマーケット94にて展示された原画

先日行われたコミックマーケット94にて、アニメ本編で実際に使用されている生原画が展示された。目の処理の仕方や、衣装などの細かな設定がメモ書きされた原画が多くの来場者の目に触れていた。

ツルネ―風舞高校弓道部―
http://tsurune.com/

@綾野ことこ・京都アニメーション/ツルネ製作委員会